英語では名詞の前には「a」か「the」がつくことが多いが、無いときもある。それはどんなときだろうか?
①一般的なことを言うとき
例えば、I like the catなら「特定のあの猫が好き」になる。
しかし、「猫好きなんだよね」と言いたいときにはこれでは範囲が狭すぎる。
そういう時には名詞を複数形にして、冠詞を付けない。
I like cats.
こうすることで「猫全般が好き」ということになる。
②名詞そのものにフォーカスが当たらない場合
I go to bed at 11 p.m.
「私は夜の11時に寝る」だが、直訳すると「私は夜11時にベッドへ行く」である。しかし、ここで言いたいのは「ベッドに行く」ということではなく、そこで「寝る」という動作である。
こういう場合は冠詞をつけない。
また、手段を表す場合も冠詞をつけない。これもその名詞そのものにフォーカスが当たっていないためである。
例えば、
I go to school by train.
「私は電車で通学する」であるが、このtrainは単なる手段を一般的に言っているのであって、特定の電車を言いたいわけではないので、冠詞がつかない。
逆に特定の電車を言いたいときには冠詞をつける。
I go to school by the train that my best friend get on.
「私は親友が乗っている電車で通学する」のようなケースである。
ちなみにschoolにも冠詞が無いが、これは単に通学するということが言いたいのであって、どの学校に行くかにフォーカスがあたっていないためである。
③固有名詞のとき
名詞が固有名詞のときには特定する必要が無いため、冠詞は付けない。
I’m from Japan.
「私は日本出身です」だが、Japanは固有名詞であるため、冠詞は付けない。
<参照>

【英語学習法】名詞に a/an も the がつかないのはどんなとき? | ブライチャーブログ
日本人にとってもっとも難しいことの一つは、名詞に「the をつけるのか」「a/an をつけるのか」「それとも何もつけないのか」という判断です。 僕が実際に生徒の作文を添削してみると、一番多いのが不定冠詞 a/an のつけ忘れです。そこで今日...